今日もまだ少し不調気味ではありますが、やるべきことは何とかこなせております(^^;
ナツの散歩もパパに頼んじゃおうかなと思いつつ、結局今日も全身全霊のお誘いを断ることができず頑張りました。
ドアを開け一歩外に出ると外の風が心地良く、それまで鉛のように重かった身体が少しだけ軽くなった感じがします。
日中は11月とは思えない暖かさでしたが、夕方になると少し肌寒くなります。
秋の風・・・。
子供の頃は色々な風の匂い、季節の空気を感じましたが大人になるといつのまにか感じることが少なくなります。
特に社会人になり車通勤ともなると平日はほとんど建物の中。
結婚して子供が生まれてからは一緒に公園に行ったり幼稚園の行き帰りの道を歩いたりとまた季節を感じるようになりましたが、我が子の成長とともに再び季節の風と匂いは薄くなっていきました。
私の住む地域は交通の便があまりよくないため移動手段はほとんど車。
買い物も子供の習い事の送迎もとにかく車で移動が多いので外の風にゆっくり触れる機会は減るばかり。
更には我が家は高気密高断熱性のため換気システムで家の温度を一定に保つようになっています。
なので窓を開け外の風をあまり通しません。
たまにどうしても外の風が入れたくて窓を開けますが、天気の良い日の数時間だけです。
なので私の中の五感はここ数年でかなり鈍くなっていました。
それがナツとの生活が始まり散歩をすることで一気にまた戻ってきました。
春の暖かくなんだかそわそわする感じの匂い、初夏の爽やかな風、梅雨のなまぬるい空気・・。
真夏の夕暮れまだ熱のこもったアスファルト、今日のような秋の気配を少し感じる風。
真冬は吐く息が白く、空気は耳がツンと痛くなるほどに冷たい・・・。
そうやって一年を通して感じる風と空気は子供の頃のいろんな記憶を蘇らせます。
母に手を引かれ歩いた道、毎日ランドセルを背負って歩いた通学路、友達とたわいもない話をしながらの帰り道・・。
ずっと忘れていた懐かしい光景が瞬間的に浮かびます。
しかしながら散歩が終わり家に入った途端、急にまた慌ただしい時間が一気に動き出します。
ゆっくり何かを考える暇もなくバタバタと夕飯を作り習い事や塾への送り迎え、家族それぞれ夕食の時間が違う日は出したり片付けたりの繰り返し。
片付けを全て済ませお風呂から出たらあっという間に寝る時間・・。
そう思うとナツとの散歩時間は私にとってとても大切なひと時なのかもしれません。
そして毎日面倒だと文句を言いながらも、私はそんな時間がけっこう好きになっているようです。
結局私がナツに散歩してもらってるのかも。
「ママ、もっとゆっくり外の空気を吸いながら気分転換したほうがいいんだよ~!」なんてね(^^;。
そうそう、ナツのおかげでワン友も随分増えました。
小さな可愛いお友達から自分の母親くらいの年齢の方まで幅広いワン友。
ナツがいなかったら話すこともなくすれ違うだけでだった地域の方々・・。
ワン友についてはこれまた長くなりそうなのでまた改めて(^^)。
そっか、私はナツにいっぱい大切な時間をもらってるんですね。
ということでこれからもナツのお世話、誠心誠意心を込めて致します(*^^*)