10年点検
我が家は今年で築10年、11回目の冬を迎えています。
ハウスメーカーは一条工務店(セゾンF)です。
去年秋に10年点検を済ませました。
点検の結果、状態は全て良好とのことでした♪
今後保証を延長するには一条の指定する有償メンテナンス工事をすることが条件となります。
延長に必要なメンテナンス工事
我が家に提示されたメンテナンスは
・外壁再塗装
・屋根の補修
の3箇所です。
全て良好なのになぜ今そのメンテナンスをしないといけないのかと疑問ですがどこのメーカーも延長保証の条件に有償メンテナンスはあるようです。
延長する人は3割
・子供が高3、中3のW受験生で金銭的に余裕がない
・延長保証のメリットをあまり感じない
といったところです。
担当さんにきいたところ延長保証を希望される方は全体の3割とのことです。
(3割って微妙な数字のような・・・)
メンテナンスの費用
延長はしなくても床下防蟻処理(シロアリ対策)はやる方は多いとのことで我が家も防蟻だけお願いすることにしました。

念のため残りの見積出してもらいましたが・・・

・・・やっぱり無理だぁ(-_-)。
まだまだローンも残っているのにメンテナンスにここまでの金額はかけられません。
長期保証は本当に必要なのか
長期保証延長制度は結局のところ顧客よりメーカー側のメリットのが大きいのかなと感じます。
長期保証を付けると確かに安心感は得られます。
しかしメンテナンスやリフォーム時の金額はメーカー側が自由に設定でき割高になることが多いようです。
顧客側は高いなと思っても他で施工すると長期延長保証が取り消されてしまいます。
そうなると他社の見積もりを出し価格交渉なんてこともできません。
対してメーカー側は延長保証契約によりメンテナンスやリフォームを自動受注できるうえ長期に渡って顧客を抱え込むことができます。
長期保証されるのは限られた内容!
注意すべきは延長される内容です。
長期保証で実際に保証されるのは新築時にメーカー側に義務づけられている瑕疵担保責任の内容です。
一条工務店の延長保証説明にも「構造射程についてさらに10年間保証する」といったような記載があります。
一条のいう構造射程は10年点検チェックーシートにある箇所かと思いまが、言い方を変えればそれ以外の内容は保証されないということです。
長期保証と聞くと家の保証全てかと勘違いしてしまいそうですが保証内容には制限があるのです。
その辺りをよく踏まえ本当に延長する必要があるかをよく見極めないとですね。
外壁のメンテナンス
我が家の外壁は1階表と2階ベランダ部分がブラストレンガタイル、2階と裏側全てはシナジオ・iを使用しています。
ブラストレンガタイルは年代を重ねた風合いを再現したクラッシックな感じが魅力のレンガタイルです。
耐久年数については50年だそう。
シナジオ・iは超高耐久、低汚染な外壁塗料です。
汚れや紫外線にも強く耐久年数は20年以上(らしい)。

確かに我が家の外観、外壁はかなり綺麗で10年経過しているようには見えません。
(実際の耐久性は今後20年、30年経過しないとわかりませんが大丈夫だと信じています。)
屋根は太陽光パネル一体型ですが真上からでないとほとんど見えない状態なのでわざわざ今再塗装する必要性もゼロです。
一条さんも外壁や屋根はメンテナンスは全く必要ないわけではないがメンテナンスフリーに近い耐久性があると言った感じのことを自信たっぷりに説明してくれた記憶があります。
では
「あんなに耐久性を誇っていたのにたった10年で外壁や屋根のメンテナンスを提示してきたのはなぜか?」
かなりの矛盾を感じています。
しかし担当さんも長期保証の延長を強く勧めてこなかったのをみるとそこは企業の事情ってやつなのかなと勝手に思っています。
10年点検その後
延長保証しなくても一条さんと全く縁が切れるというわけではありません。
「延長しないと今後外壁のメンテナンスなどは一条でやってもらえないのか」
と聞いたところ
「できるが延長保証を受けた場合より高い金額になる」
との返答でした。
どれくらい高くなるか詳細は聞いていませんが私の中ではやってもらえるならいいやという感覚です。
あまりに高額なら他でやってもらうか、知り合いの工務店さんにお願いしようと思っています。
保証内容以外で不具合が起きた場合でも連絡すれば今まで通り対応してくれますのでご安心を(^^)。
大切なマイホームでずっと快適にくらすために
今回見積もりを見て契約時に
「できれば10年後の点検時に備え100万円貯めておくと安心ですよ。」
と言われたことを思い出しました。
あの時は
「100万?どういうこと?。」
と思いつつ他に決めたり考えることが多すぎて聞き流してしまいましたが今になってその意味がわかりました。
保証に関しては我が家のように勉強していないと単純にずっと保証してもらえるんだと勘違いしてしまうことがあるかもしれません(^^;。
お家を建てる時は保証内容についてしっかり把握、延長時も本当に必要な内容かを考え契約しないとですね。
今後もずっと快適にこの家で暮らすためにもメンテナンスについてもしっかり勉強していこうと思います(*^^*)