受験生の夏。過酷な強化合宿(高校受験編)と塾の必要性

おはようございます。

今日もまた雨ですね。

お盆休みの間も毎日雨でまるで梅雨にもどったかのよう。

お天気のせいか私の体調も朝から頭痛があったりとイマイチです。

暑すぎるのも困りますが夏の空はやはりからっと眩しいくらいの晴天がいいです。

 

超強化夏期合宿!

夏休み、いつもだったらお盆休みには家族旅行に行く我が家。

しかし去年に続き長引くコロナ渦・・・。

更に我が子二人は受験生。

旅行は当然ながら見送りです。

このお盆休み、娘は家でははかどらないからと弁当持ちで朝から塾の自主室へ。

 

そして中3息子は塾のお盆特別強化講座がついにスタート。

この塾恒例の受験生強化特訓です。

 

本来は長野県白樺高原及志賀高原で2泊3日の合宿形式ですがコロナ渦のため今年は校舎にて開催です。

合宿よりはだいぶ短縮ですがそれでも朝から夕方、帰宅後はオンラインにて計10時間以上の勉強時間が課せられます。

 

3年前娘は合宿に参加しましたが本当に勉強漬けだったようです。

画像:佐鳴予備校HP 毎年恒例の夏期合宿  https://www.sanaru-net.com/about/media/18summerschool/

この模様は毎年この地方のニュースでも取り上げられ話題となります。

参加生徒は全員がお揃いのTシャツを来て開催日早朝各集合場所へと集まりますがその光景はある意味どこか異様かも。

オレンジTシャツにハチマキの大勢の生徒たちは出発式で誓いの言葉と掛け声で気合を入れバスへ乗り込みます。

 

知らない人が見たらどこかの宗教団体の集まりかと思わなくもない感じ?

何とも言えないオレンジ集団です(笑)。

 

下克上?成績順で決まるクラスと席

合宿では中部地方をメインとした各県の全校舎の受験生が大集合。

 

娘が中2の夏休み、高速のサービスエリアで合宿バスと遭遇しました。

その時はこれが噂の合宿集団かぁとその圧倒感にびっくり。

何十台と連なるバスの中には同じTシャツを着込んだ中学生がびっしり。

よく見入るとその中には娘より一学年上の知ってる顔もちらほら。

来年は娘もこの軍団の一人として乗り込んでいるのかぁと思いながらバスに向かい手を振った頃が懐かしい・・・。

 

合宿中、勉強する部屋は参加前に行われたテストにより振り分けされます。

成績順にクラスが決まるのです。

(地域ごとの校舎をある程度区切って順位を出します)

クラスはずっと同じではありません。

毎日授業後にテストが行われその都度編成し直されるのです。

クラス替えされるたび生徒達はホテルを移動(クラスのみで寝る部屋は同じ)。

荷物を持ちぞろぞろとホテルを入れ替わる様はまるで遊牧民の大移動だったとのこと。

 

ひたすら勉強!合宿のハードスケジュール

バスの中では和気あいあいだったようですが現地ではしゃべる暇もないほどの過密スケジュール。

食事もお風呂もせかされるようにパッパッと。

皆必死でスケジュールをこなします。

 

部屋の振り分けは同じ校舎の気の置ける仲間なので部屋に戻ってようやくホッと一安心。

しかしゆっくりしゃべる間もなく就寝時間。

日中は慣れない環境と緊張感の連続です。

修学旅行のような楽しい感じは一切なくみんなすぐに爆睡だったとのこと。

 

一日をほほんど勉強で過ごした子供達にとっては地獄の強化合宿。

娘曰く今でも思い出すとうんざり。

でも自分のためになった部分も多かったとも。

 

「この合宿を乗り越えられれば受験もきっと大丈夫!」みたいな感じがが恐らく塾側の合宿におけるコンセプト。

少しでも得る者があったのなら高いお金払って行かせたかいはあったのかな(と思うことに)

 

コロナ渦における今年は短期集中特訓で

さて息子が参加した今回は「短期集中特訓」という名のもとスタート。

コロナ感染者がここ数日爆発的に増える中最大限の注意を払いながらの開催となりました。

今回初日も参加前のテストにより部屋と席が既に振り分けられています。

朝の9時から始まり午後6時に終了。

 

塾の同じ部屋には仲の良い友達もいたようですがお弁当時間も私語は禁止です。

ひたすら黙々と勉強。

帰宅後は8時半からオンライン授業。

それまでに食事と入浴は済ませておくようにとの指示です。

 

連続3日間、行ったり来たり。

帰宅後もバタバタの様子に娘は

「これだったら合宿のがいいかも」と。

 

友達とろくにしゃべったりもできなかったけど朝起きてから寝るまでずっと仲間と一緒。

みんなの頑張る姿に励まされ自分も頑張ろうと思えたようです。

でも日帰りだと自宅へ帰ってきた時点でやはり気が緩みます。

 

確かに・・・。

合宿で寝食共に友達の頑張る姿を見ながら過ごす。

そこがいいのかも。

私としても毎日弁当を作り送迎時間に縛られるより合宿へ行って欲しかった(-_-;)。

 

親への感謝??

「この夏期講習に参加させてもらったことを親に感謝の気持ちを伝えましたか。」

これは今回の短期集中特訓で毎回最後にあるアンケートの最終日最後の質問です。

解答は選択式

①既に伝えた

②これから伝える予定

 

思わず笑ってしまいました。

強制的に仕方なく参加の息子。

親へお礼なんて気持ちは全くないはず。

 

どっちを選択したかは知りませんが(どちらにせよ伝えなきゃいけない)お礼の気持ちはいまだ息子からは伝わってきておりません(笑)。

 

競争心は必要か・・・

成績順による編成は普段から取り入れられておりこの塾の特色でもあります。

塾でのクラスや席は定期テスト前に行われる模擬テストで決定。

模擬テストが悪かった場合の挽回チャンスはすぐ後に行われる学校の定期テスト。

上位1割に入ればクラスレベルが下がらずにどまることができます。

 

このやり方はある意味過酷です。

地元では実績抜群の人気塾ですがプレッシャーすぎると他の塾を選ぶ子もたくさんいます。

保護者の意見も賛否両論。

しかし上手く生かせば切磋琢磨、競争心で伸びることもまた事実。

 

我が家の娘はおっとりマイペースタイプです。

この塾に入れるべきか迷いもありました。

しかしよく考えてみると娘はおっとりしていても根は負けず嫌い。

時々内に秘めた意外な顔を見せます。

 

競争心はある程度必要だという主人の意向もあり最終的に娘は小6の秋に入塾しました。

 

この塾に通わせた感想・・・娘の場合は結果良かったと思っています。

落ち込むことも勿論ありましたがいい意味で切磋琢磨、できるお友達の刺激を受けたりとメリットは多かったはず。

 

息子に関しても今のところはですが同じくかな。(入塾は小4)

楽しくとまではいきませんが本人も自分にとっての必要性は感じているようであります。

 

塾には行くべきなのか

塾に関しては行かなくすむなら行く必要はないと思っています。

本当に賢い子には塾なんて必要ないんです。

実際不動の学年トップは塾へ行っておらず行ったとしても受験近くにちょろっと通う程度。

 

でもそんな器量は無い我が子(と私)・・・

 

この地域は熱心な家庭が多いのかほとんどの子が塾に通っています。

そんな状況の中通わずに自分の力だけで頑張るのは案外孤独で大変だったりもするのです。

特に受験に関しては塾は学校よりも情報を持っており心強い部分も。

 

驚くことに学校の親子面談で

「志望校をどちらにするか塾に相談してください。」

いう先生もいるそうです。

(もちろんそんな先生はごくわずかではありますが・・・。)

 

塾に行くか行かないか。

行くならどこに行くのがいいか。

我が家も色々悩みつつ現在に至ります。

 

行かないなら本音はありがたい。

塾の費用ってめっちゃ高いので。

でも必要ならやっぱり行かせてあげたい・・・。

 

自分自身も塾には行っていましたが今になりようやく感謝の気持ちが。

子供達には言えませんが私の場合は友達とおしゃべりしながらのゆるゆる塾。

成果のなかった無駄なお金を払わせてしまったと心の中で謝る私です(-_-;)。

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