「おにぎり」に詰まっているもの

毎日少しずつ寒さが増すのを感じる近頃。

とはいえ12月にしてはまだまだ暖かいように思います。

今月もまたやってきた不調期がようやく終わりかけ体調は少しづつまた上向きに。

ここで年末まで一気に駆け抜けたいと切に願うばかりであります。

おにぎりは母の味

最近我が家のお米の消費量が急激にアップしています。

単純に子供達の成長とともに食べる量が増えたということもありますが、娘の高校生活スタートとともにお弁当ライフが始まったことが理由の一つです。

更に今まで朝食はどちらかというとパン派だった子供達がパンだとお昼まで持たないと朝はしっかりご飯を食べていくように。

そしてテスト週間は毎日塾に寄り勉強や大量の課題をこなす娘がおにぎりを夜の分も作って欲しいと・・。

 

コンビニのおにぎりで済ませていた時期もあったのですが、やはり毎日続くと飽きるし添加物も気になると言う娘。

やっぱり家のおにぎりのほうが美味しいと言われたらめんどくさいと思いつつ嬉しいものです。

 

それならと張り切る単純な私(もしや乗せられてる?)。

具材も毎日あれこれとアレンジしながらせっせと毎朝おにぎりを作っています。

 

おにぎりって不思議です。

 

ただご飯の中に具を入れて握るだけなのに作る人によって全然違います。

お米の種類や炊き加減、塩の量や具材、握り方、そして海苔によっても微妙に変わってきます。

 

簡単なようで奥が深いおにぎり。

 

コンビニにあるおにぎりだってお店によって違いますし種類も驚くほど豊富です。

 

私が作るおにぎりと実家の母が作るおにぎりも似ているようでまた少し違います。

使っている海苔と塩加減でしょうか。

 

実家の母のおにぎりを食べるといまだに小学校の遠足や運動会、家族で出かけた風景が懐かしく思い出されます。

母のおにぎりには私の思い出がたくさん詰まっています。

 

これが「母の味」ってやつですね(^^)。

 

おにぎりで思う千と千尋の神隠し

「おにぎり」というと頭に浮かぶのが千と千尋の神隠し

 

千尋がおにぎりを食べながら急にポロポロと涙を流すシーンです。

あのシーンが心に響いたという人、多いんですよね。

公開当時姪っ子を連れて友人と一緒に映画を見たのですが、友人も千尋がおにぎりを食べて泣きだすところが泣けたと言っていました。

 

でも私、その時はそれがさっぱりわからなかったんです。

そこ?そこでなんで泣けるの?って感じだったんです。

 

この映画、その後夫とも見に行ったのですが夫もまたその場面が一番名シーンだったと。

 

あの時なぜそこなのか理解できなかった私ですが今はわかります。

数年後、子供と一緒に再びこの映画を見た時わかったのです。

 

おにぎりのシーンがなぜ泣けるのか。

なぜここが名シーンなのか。

 

不思議な世界に迷い込み両親ともはぐれてしまい、不安でいっぱいの中自分がお腹がすいていたことも忘れていた千尋。

無我夢中でおにぎりを食べながらそれまで我慢していた思いが涙と一緒に一気に溢れだす・・・。

 

ここで食べる「おにぎり」、いっぱいいろんな思いが詰まってたんですね。

「おにぎり」だからこそですね。

 

泣けました(笑)

 

名シーンです!

 

おにぎりとおむすび

「おにぎり」って「おむすび」とも言いますよね。

その違いって何だろうとふと思い調べてみました。

色々諸説はあるようですが、地方による呼び方の違いといった見方が大きいようです。

 

私の住む地域ではほとんどの方が「おにぎり」と言う気がします。

 

でも「おむすび」って言うと何となく昔懐かしあったかい気がします。

昔話で「おむすびころりん」みたいなイメージが私の中にあるせいかもしれません。

 

最近はおにぎり専用ケースも売ってるんですね。

保温ができたり可愛いデザインのものが色々あります。

レトロな篭編みのおにぎりケースや昔話にでてくるような専用竹皮シートなんかもあるようです。

 

娘はきっと可愛いケースがいいんだろうけど私は竹皮に包んでみたいなぁ。

竹皮に包まれたおにぎり、風情があって数倍美味しそうに見えそう。

 

私の作るおにぎり、子供達にとってどんな味なんだろう。

私のおにぎりの中にもあったかいものが詰まっているといいな。

記憶の中にずっと残る味だといいな。

 

これから更に朝が辛い季節ですが心を込めておにぎりを作り続けていきます♪

 

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